“再現性のある行動”を伝える文章
自己PRが弱いと、ESも面接も「良い人っぽい」で終わりがちです。
このページでは、自己PRを採用側が評価しやすい形(根拠→行動→結果→再現性)に整える方法を、最短ルートでまとめます。
就活の自己PRで見られるのは「強み」よりも“仕事で再現できるか”
面接官が知りたいのは、あなたの性格の良さではなく、入社後に同じ強みを再現できるかです。
そのため自己PRは、抽象(強み)→具体(行動)→結果(成果)→再現性(次もできる理由)の順に組むと通りやすくなります。
根拠:その強みが“思い込み”ではないか
「私は協調性がある」だけでは評価できません。
どんな場面で、何をして、どう改善したかが根拠になります。
行動:強みが“行動として説明できるか”
強みは性格ではなく、選ぶ行動のクセで語ると伝わります。
例:傾聴→要点整理→合意形成、など。
再現性:配属が変わっても機能するか
たまたまうまくいった話は弱いです。
「次も同じ方法で再現できる理由」を一言で添えるのがコツです。
自己PRが薄いと感じるときは、素材不足が原因のことが多いです
強みが出ない/エピソードが弱い場合は、先に自己分析のコツで材料を掘ると、自己PRが一気に書きやすくなります。
自己分析のコツはこちら
自己PRの核は「強み1つ+裏付け行動2つ」で決める
自己PRでありがちな失敗は、強みを盛り込みすぎて結局なにが売りか分からなくなることです。
まずは強みを1つに絞り、それを支える行動のクセを2つに分けると、文章が太くなります。
自己PRの核づくり(最短チェック)
- 強みは1つに絞れている「私の売りはこれです」と言い切れる
- 強みを“行動”で説明できる性格ではなく、やったことに落とせる
- 行動の裏付けが2つある同じ強みが別場面でも出ていると強い
- 成果は数字or変化で示せる数値が難しければ「改善前後」を出す
- 再現性の一言がある配属が変わっても活かせる理由
- 志望先に合わせて言い換え可能同じ核で、表現だけ調整できる
自己PRの書き方は「素材 → 構造 → 言い換え」で安定する
自己PRを毎回ゼロから作ると、疲れるわりに改善が進みません。
まずは型に入れて“直せる文章”を作り、応募先ごとに言い換えるのが最短ルートです。
素材を集める:強みが出た場面を「3つ」書き出す
バイト・サークル・研究・趣味など、題材は何でもOKです。
ポイントは「頑張った話」ではなく、あなたの行動のクセが出た話を集めることです。
構造に入れる:PREPかSTARで“通る文章”にする
文章の勝負は、内容よりも“読み手が評価しやすい形”になっているかです。
後述のテンプレに入れて、根拠・行動・結果・再現性を揃えます。
言い換える:志望先の仕事内容に合わせて表現だけ調整
核(強みと行動)は同じでOKです。
企業ごとに「その強みが活きる場面」を一言差し替えるだけで、説得力が上がります。
自己PRができたら、ES全体の整合性も一緒に揃えると強い
自己PRだけ良くても、ガクチカ・志望動機と話がズレると通りません。
ESの文章全体を整えるなら、エントリーシートの書き方も一緒に見直すのが効率的です。
就活の自己PRテンプレは「PREP」か「STAR」だけで十分
どちらを使ってもOKですが、書きやすさで選ぶのが実務的です。
短く言い切るならPREP、エピソードを評価させるならSTARが向きます。
PREP:結論から話して、短く強く
P(結論)→R(理由)→E(例)→P(まとめ)
面接の自己PRや、ESの冒頭で効きます。
STAR:状況から説明し、納得感を作る
S(状況)→T(課題)→A(行動)→R(結果)
エピソードが評価されやすい構造です。
注意:型より「行動の具体性」が弱いと落ちる
「頑張りました」「意識しました」だけだと薄く見えます。
何をどう変えたかを、手順で書くのがコツです。
STARで書く自己PR(骨格の例)
下の文章は“完成例文”ではなく、企業ごとに差し替えやすい骨格です。
まずはこの形に入れてから、言い回しを整えるほうが早いです。
さらに、作業状況を一覧にして、誰が何をしているかを全員が把握できる状態にしました。
この経験から、私は情報を整理して合意形成する力を強みとして磨きました。
自己PRで落ちやすいのは「抽象だけ」「盛りすぎ」「志望先と無関係」
自己PRの失敗は、能力不足というより見せ方のミスで起きます。
直せるポイントだけ、短く整理します。
抽象だけ:協調性・責任感で止まる
改善:何をしたかを手順で書く。
「意識した」より「こう変えた」が伝わります。
盛りすぎ:強みが3つ以上で散る
改善:強みは1つに絞り、裏付け行動を2つに。
読み手が評価しやすくなります。
無関係:企業の仕事と接点が薄い
改善:最後に「この強みを入社後こう活かす」を一言。
志望先の業務に寄せて言い換えます。
提出前の最終チェックは「30秒で読めて、内容が落ちないか」
伝わる自己PRは、読み返したときに評価ポイントが自然に揃っている文章です。
ここだけ満たせば、必要以上に悩まずに提出できます。
最終チェック(この6つだけ)
- 最初の2行で「売り」が分かる結論が遅いと読まれません
- 行動が具体的(手順がある)「頑張った」より「変えた」
- 成果が見える(数字or前後比較)無理なら変化で示す
- 再現性の一言がある配属が変わっても活かせる
- 志望先の業務と接点がある最後の一文で寄せる
- 読み上げて詰まらない面接でも使える文章になる
次に読む(この順で仕上がります)
自己PRは“単体完成”より、ESと面接で使い回せる状態にして強くなります。
必要なものだけ選んで、次へ進んでください。



















