「MBTI」をきっかけにしたチームビルディングのゲームは、相性の良し悪しを決めつけるためではなく、 合意形成(意見のすり合わせ)や話し合いの進め方を練習する枠として使うと運用しやすいです。
とくに通称NASAゲーム(コンセンサスゲーム)は、答え合わせそのものよりも、 「なぜそう考えたか」を言語化して共有するプロセスが中心になります。
この記事では、MBTIチームビルディングゲームを安全に回す前提から、NASAゲームのお題・ワークシートの作り方、 チーム分け、ふりかえりまでを整理します。 最後に、MBTI診断や 16タイプ・64タイプの深掘り導線もまとめます。
- MBTI×チームビルディングゲームとは?やる目的と安全な使い方
- MBTIチームビルディングゲームの進め方|NASAゲーム・コンセンサスゲームの基本手順
- NASAゲーム(コンセンサスゲーム)とは?お題とルールのポイント
- NASAゲームのワークシートを作るコツ|回答・解答・理由を学びに変える
- チーム分けのやり方|MBTIで偏りを減らす(研修・グループワーク向け)
- ふりかえりで学びに変える|MBTIを使ったゲームの“持ち帰り”
- うまくいかない時の対処|ワークショップ運用の詰まりポイント
- MBTIの深掘り記事|16タイプ一覧と64タイプ性格診断で“違い”を言語化する
- まとめ|MBTIチームビルディングゲームは“合意形成の練習”として使うと回しやすい
MBTI×チームビルディングゲームとは?やる目的と安全な使い方
ここでは、MBTIとチームビルディングゲームを組み合わせるときの「目的」と「避けたい運用」を先に整理します。 研修・ワークショップでも使いやすい前提を作るパートです。
最初に決めるとブレにくい「目的」
- 合意形成の練習:意見が割れたときの進め方を体験する
- 情報共有の練習:理由・前提・優先順位を言語化する
- 役割分担の発見:場面によって活きる動き方の違いを見る
「性格を当てる」より、「話し合いの運用を改善する」ほうが、現場に持ち帰りやすいです。
やりがちな落とし穴(チーム診断っぽくしすぎない)
- タイプを評価や序列に使う(場が冷えやすい)
- 「このタイプはこう」と断定して、例外を許さない
- 結果を理由に、発言・役割を固定してしまう
MBTIは、会話のきっかけとして便利な一方で、使い方を誤るとラベル貼りになりやすい点に注意が必要です。
MBTIチームビルディングゲームの進め方|NASAゲーム・コンセンサスゲームの基本手順
この章では、MBTIチームビルディングゲームを「どの順番で回すと事故りにくいか」を手順化します。 NASAゲームを例に、ワークショップ全体の流れを作ります。
| フェーズ | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 準備 | 目的共有(合意形成の練習など)/ルール説明/ワークシート配布(紙or共有ドキュメント) | 5〜10分 |
| 個人 | お題を読み、アイテムの優先順位を個人で決める(理由も短く書く) | 7〜12分 |
| チーム | チームで優先順位を作る。結論より理由を共有し、前提のズレを合わせる | 15〜25分 |
| 回答 | 模範解答(回答)と比較し、差分の理由を確認(正解探しになりすぎないよう注意) | 5〜10分 |
| ふりかえり | うまくいった進め方/詰まったポイント/次回の改善を言語化して持ち帰る | 10〜15分 |
「MBTI最強チーム」を作るより効く観点
どのタイプの組み合わせが最強かは、目的(発散が欲しい/収束が欲しい/スピード重視など)で変わりやすいです。 それよりも、意見が割れたときの運用ルールを決めておくほうが再現性が上がります。
- 発言の順番を固定する(全員の意見を先に出す)
- 理由を短文化して共有する(前提のズレを見つける)
- 最終決定の基準を決める(安全・資源・時間など)
NASAゲーム(コンセンサスゲーム)とは?お題とルールのポイント
NASAゲームは、限られた情報の中で優先順位を決める「合意形成」の練習として使われることがあります。 ここでは、お題・ルール・コツを整理します。
NASAゲームの「お題」で起きること
NASAゲームでは、与えられた状況(例:月面でのトラブル)に対し、 複数のアイテムを「どれから優先するか」決めます。 ここで出る差は、能力の優劣というより、前提の置き方や危険の見立ての違いとして現れることがあります。
ルールで押さえると揉めにくい3点
- 個人→チームの順にする(最初から話すと声が大きい人に寄りがち)
- 結論の前に理由を置く(「なぜ?」が共有されると収束しやすい)
- 「正解探し」より合意形成の手順に目線を戻す(学びの回収が安定)
NASA以外のコンセンサスゲームお題も用意すると強い
サジェストにもあるように「コンセンサスゲーム お題」はニーズが高いです。 NASAゲームだけに固定せず、チームの温度感に合わせて難易度を調整できると運用しやすいです。
| お題カテゴリ | 例 | 狙い |
|---|---|---|
| サバイバル系 | 無人島/雪山/砂漠/海上 | 危険・資源・時間の優先順位を揃える |
| 仕事系 | 炎上案件の立て直し/締切前の要件変更 | 意思決定の基準(顧客/品質/納期)を言語化 |
| 日常系 | 引っ越し当日/防災バッグの中身 | 現実の生活判断に寄せて話しやすくする |
NASAゲームのワークシートを作るコツ|回答・解答・理由を学びに変える
サジェストにある「ワークシート」「回答」「解答 理由」を回収する章です。 ワークシートは、結論より理由を残せる設計にすると、ふりかえりが深くなります。
ワークシートは「順位」だけで終わらせない
ありがちな失敗は、順位だけ書いて終わってしまい、チームの議論が「多数決」になってしまうことです。 理由を短く残すだけで、意見のズレが「人格」ではなく「前提」の差として扱いやすくなります。
ワークシートに入れると効く欄(最小セット)
- 順位:1〜15など(ゲームの設計に合わせる)
- 理由(短文):その順位にした根拠を1行で
- 優先基準:安全/資源/時間/情報…のうち何を重視したか
- 変化メモ:個人→チームで変えた理由(「何が刺さったか」)
回答(模範解答)は「正誤」より“差の理由”に使う
回答(模範解答)があると盛り上がりますが、学びとしては 「どこが違ったか」よりも「なぜ違ったか」のほうが重要になりやすいです。
差の扱い方(進行役の声かけ例)
- この順位の差は、どんな前提の違いから出た?
- 安全・資源・時間のどれを優先した?理由は?
- 「情報が足りない場面」で、どう意思決定する癖が出た?
こうした問いで、NASAゲーム問題の「解答 理由」ニーズを、チームの内省につなげやすくなります。
チーム分けのやり方|MBTIで偏りを減らす(研修・グループワーク向け)
サジェストの「MBTI チーム分け」「MBTI チームビルディング研修」「MBTI グループワーク」を回収します。 ここでは、MBTIをチーム分けに使うなら“固定化しない設計”を提案します。
チーム分けは「最適解」より“狙い”で決める
MBTIを使ったゲームでは、チーム分けを凝りすぎるよりも、 「今回は発散を見たい」「今回は収束の手順を練習したい」など、狙いを先に決めるほうが運用しやすいです。
| 狙い | 分け方の例 | 期待できること |
|---|---|---|
| 多様性を出す | なるべくタイプが被らないように分散 | 前提の違いが表に出て、合意形成の練習になる |
| 結論まで進める | 進行役(まとめ役)を各チームに1人置く | 議論が散りっぱなしになりにくい |
| 心理的安全性を確保 | 普段の関係性も加味して無理に混ぜない | 発言が出やすく、学びが回収しやすい |
「MBTI チーム 診断」に寄せるなら、ここだけは先に共有
- タイプはラベルではなく、会話の起点にする
- 意見の違いは性格の良し悪しではなく、前提の違いとして扱う
- 役割は固定せず、ゲーム内で交代して試す
ふりかえりで学びに変える|MBTIを使ったゲームの“持ち帰り”
NASAゲームやコンセンサスゲームは、終わった後のふりかえりで価値が決まりやすいです。 ここでは、学びを現場に持ち帰るための問いを用意します。
ふりかえりは「結果」ではなく「プロセス」を見る
勝ち負けや点数より、どのタイミングで意見が割れ、どう収束したかを見るほうが、 チームビルディングとしての再現性が上がります。
ふりかえり質問(そのまま使える)
- 意見が割れたのは、どの項目?理由は何が違った?
- 合意できた瞬間は、誰のどんな説明が刺さった?
- 「時間が足りない」場面で、どう決めるのがチームに合う?
- 次回、議論を前に進めるために変えるルールは何?
うまくいかない時の対処|ワークショップ運用の詰まりポイント
MBTIを使ったゲームは、盛り上がる一方で「発言が偏る」「結論が出ない」などの詰まりも起きやすいです。 研修・グループワークでの対処をまとめます。
発言が偏る:まず“順番”を設計する
進行の工夫だけで改善するケースが多いです。タイプの話に入る前に、運用ルールで整えます。
- 個人回答を先に書く(書いたものを順番に読む)
- 反論は「理由」を聞いてから(いきなり否定しない)
- 決めきれない時は基準を宣言(安全・資源・時間のどれを優先するか)
結論が出ない:合意の形を“複数”用意する
全員一致が難しい時は、「多数決」しか選べない状態が詰まりを作ります。 代替案を先に用意すると前に進みやすいです。
合意の形(例)
- まずは上位5つだけ合意し、残りは仮決めにする
- 少数意見を「条件付き」で残す(この前提なら有効、など)
- 役割ごとに重み付け(安全担当の意見を優先する局面を決める)
MBTIの深掘り記事|16タイプ一覧と64タイプ性格診断で“違い”を言語化する
ゲーム後に「なぜ意見が割れたか」を深掘りするなら、タイプ解説が役に立つことがあります。 ここでは、あなたのサイト内の深掘り導線を16個すべて掲載します(横スクなし)。
16タイプ色分け(記事内の見やすさ用)
紫分析家(INTJ / INTP / ENTJ / ENTP) 緑外交官(INFJ / INFP / ENFJ / ENFP) 水色番人(ISTJ / ISFJ / ESTJ / ESFJ) 黄探検家(ISTP / ISFP / ESTP / ESFP)

紫INTJ
建築家
議論では「前提」と「筋」を揃える役が得意になりやすい。

紫INTP
論理学者
理由の整合性チェックで、穴を早めに見つけやすい。

紫ENTJ
指揮官
時間内に結論へ運ぶ「収束の推進役」を担いやすい。

紫ENTP
討論者
別案の提示で視野を広げ、行き詰まりをほどくのが得意。

緑INFJ
提唱者
対立をほどく「言い換え」や、落とし所の設計が上手い。

緑INFP
仲介者
価値観の違いを丁寧に拾い、納得感を作りやすい。

緑ENFJ
主人公
全員の意見を引き出し、場を前向きに整えやすい。

緑ENFP
運動家
発想を広げつつ、空気を柔らかくして発言を増やしやすい。

水色ISTJ
管理者
手順・安全・現実制約を揃え、議論の土台を固めやすい。

水色ISFJ
擁護者
具体的な配慮や備えに強く、抜け漏れを減らしやすい。

水色ESTJ
幹部
段取りと意思決定を回し、期限内に合意を作りやすい。

水色ESFJ
領事
全体の納得感を作り、合意を“決め切る”支援が得意。

黄ISTP
巨匠
現場目線で実用性を見抜き、無駄な議論を減らしやすい。

黄ISFP
冒険家
実感ベースの判断を共有し、現実感のある合意を作りやすい。

黄ESTP
起業家
スピード感のある判断で停滞をほどき、前に進めやすい。

黄ESFP
エンターテイナー
場を明るくし、発言を増やしながら合意形成を進めやすい。
まとめ|MBTIチームビルディングゲームは“合意形成の練習”として使うと回しやすい
最後に要点を整理します。結論を当てるゲームに寄せすぎず、話し合いの運用を改善する視点で使うと、 チームに持ち帰れる学びが増えやすいです。
この記事の要点
- MBTIは、相性を断定するより対話の枠として使うほうが安全
- NASAゲーム(コンセンサスゲーム)は、理由を共有する設計が重要
- ワークシートは順位だけでなく、基準と変化を残すと深掘りできる
- チーム分けは「最強」を狙うより、目的に合わせた運用ルールが効く
- 深掘りは、16タイプ解説→必要なら64タイプで、段階的に進めると迷いにくい



















